2013年05月19日
大工棟梁のこだわり!
見に来て下さりありがとうございます。
こんばんは。
今日は、親父の100かにち、早いもんですね、
色々な事を学ばせて頂いています。
ありがとい事です。
さて今日は、「匠がもの申す」シリーズ第13弾です。
棟梁のこだわりを少し綴って見ました。
今、手がけさせているお客さんのお宅もこだわります!!
【いっぽんもん】
「いっぽんもん」という言葉があります。
継ぎ目のない、一本の材料のことです。
僕ら東三河の大工は、
この「いっぽんもん」と言われる
6m以上もの長い材料を使います。

ゆっくりしっかり乾かした材木は
それだけ長くても割れや歪みが少ないのです。
うちで寝てる子(乾かしている材木)なら
それが、確実に保証できる。
だから、うちでしっかり寝かせているんですね。
地域によっては4mより長い材木は使わないと聞きます。
加藤建築のある東三河は、山の多い土地で
地松が豊富で、そこら中にいっぱいあったので
昔は、長い木を使っていたんですね。
いっぽんもんの木は折れにくい。
繋いでしまうと、どうしても歪みに負担がかかります。
その歪みをなるべく大きくしないようにと
継ぎ手を細工する技術が発展してきたわけなのですが
いっぽんものだと、継ぎ手を作る必要さえなくて、
一番丈夫なわけです。
「三河の空っ風は、違うでな。
いっぽんでやると丈夫くなるでよ」
と、三河では、いっぽんもんにこだわってきました。
太平洋と伊勢湾に囲まれた渥美半島を含む
この三河の土地には、年中、強い風が吹いているんですね。
地震や台風の歴史にも関係あります。
例えば、雪の深い石川県では、
太平洋側の家に比べて、軒が深くなっている。
土地によって家の特徴も建て方も違うんですねぇ。
常に土地の気候や、歴史と、建築は関係しています。
川縁には材木問屋があるし、
大きなお城のあるところには、建築に関わる職人が多い。
このあたりの話も調べ出すとキリがないのですが
自分の土地について勉強すると面白いと思いますよ。
棟梁
長楽 加藤建築 ホームページはこちら
http://www.nagara-katou.jp/
ながらの母ちゃんことかかのブログもご覧ください
こんばんは。
今日は、親父の100かにち、早いもんですね、
色々な事を学ばせて頂いています。
ありがとい事です。
さて今日は、「匠がもの申す」シリーズ第13弾です。
棟梁のこだわりを少し綴って見ました。
今、手がけさせているお客さんのお宅もこだわります!!
【いっぽんもん】
「いっぽんもん」という言葉があります。
継ぎ目のない、一本の材料のことです。
僕ら東三河の大工は、
この「いっぽんもん」と言われる
6m以上もの長い材料を使います。
ゆっくりしっかり乾かした材木は
それだけ長くても割れや歪みが少ないのです。
うちで寝てる子(乾かしている材木)なら
それが、確実に保証できる。
だから、うちでしっかり寝かせているんですね。
地域によっては4mより長い材木は使わないと聞きます。
加藤建築のある東三河は、山の多い土地で
地松が豊富で、そこら中にいっぱいあったので
昔は、長い木を使っていたんですね。
いっぽんもんの木は折れにくい。
繋いでしまうと、どうしても歪みに負担がかかります。
その歪みをなるべく大きくしないようにと
継ぎ手を細工する技術が発展してきたわけなのですが
いっぽんものだと、継ぎ手を作る必要さえなくて、
一番丈夫なわけです。
「三河の空っ風は、違うでな。
いっぽんでやると丈夫くなるでよ」
と、三河では、いっぽんもんにこだわってきました。
太平洋と伊勢湾に囲まれた渥美半島を含む
この三河の土地には、年中、強い風が吹いているんですね。
地震や台風の歴史にも関係あります。
例えば、雪の深い石川県では、
太平洋側の家に比べて、軒が深くなっている。
土地によって家の特徴も建て方も違うんですねぇ。
常に土地の気候や、歴史と、建築は関係しています。
川縁には材木問屋があるし、
大きなお城のあるところには、建築に関わる職人が多い。
このあたりの話も調べ出すとキリがないのですが
自分の土地について勉強すると面白いと思いますよ。
棟梁
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Posted by 大工のとと at 21:52│Comments(0)
│匠が物申す