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2014年04月14日

匠がもの申す第22弾「どんな家が建てたいですか?」  ~カタログに無い家~

見に来て下さりありがとうございます。


こんばんは。


今日も、精一杯やったご褒美は、

先ほどまで(PM9:30)、現場でペンキ屋さんとデートでした(笑)


現場も、いよいよ内覧会を待つのみ!

思い通りの家に仕上がって凄く嬉しく思っています。

そこで、匠がもの申す「第22弾


「どんな家が建てたいですか?」  ~カタログに無い家~



いよいよ、家ができあがってきました。

実は、今回の家、建前まではもちろん僕がやりますが、
内装に関しては、玄関の天板と飾り棚をつけただけ。

唐傘天井を含めて、ほとんど若い衆にやらせています。

階段も、若い衆がやっていますが、
この階段の上の天井が、ちょっと凹んでいます。
なぜだかわかりますか?

実物をちゃんと見てもらえばわかります!



僕は、「苦にならないように造るのが大工」
だと思っています。


「苦にならない」というのは、
「生活していくうえで違和感を感じない」
という意味です。

そのためのアイデアが、いっぱい詰まった家を
僕は、建てています。


今回の家は、本当に楽しい現場でした。
施主さんと、心を合わせて建てていることを
実感しながら造ることができました。

僕の持っている様々な技術と
僕のところにある材料を
惜しみなく、この現場に使ってきました。


この心意気を、わかってもらえる方は
もしかしたら、少ないのかもしれません。

それでも、1000人に1人でもいらっしゃるのなら
その方のためにがんばればいいか
と、僕は思っています。


今の時代。
家を購入するための35年ローンを組むことを
たった、一ヶ月で決めてしまうこともあるそうです。

提案されるがままに、
カタログのなかから、すべてを選ぶ時代。


「自分が、どんな家を建てたいのか」
という、イメージが無い方が多いようです。


僕はいつも「どうしたいの?」って
施主さんに訊くんです。

「カタログにない家造り」と、僕は推奨していますが
でも、みなさんピンとこないらしいんですよね。

カタログにあれば、その中からは選ぶことができる。
でも、無いものに関しては想像ができない。


実際、この現場でも、収納の造作については
「何を収納するのかを考えて」と伝えました。

でも、最初は施主さんも困っておられました。

それはきっと、これまでは
「収納を自由に造れる」という発想がなかったから
だと思います。

押し入れは、まず見積もりするときには、
昔ながらの中段と、天棚だけにしておきます。

でも、「パイプをつけてハンガーをかけたい」
などの施主さんの希望があれば、
僕は、どんどんその願いを叶えていきます。

実際にそれが、現実にできあがっているので
ぜひ、見にきていただきたいです。


与えられたものに対して、
何かを選ぶことはできるんですが
自分からイメージすることって
現代の暮らしには、あまり無いのかもしれません。


レストランに入ってメニューから選ぶという発想ですね。
珈琲を注文する時、ブレンドは何にしますか? 砂糖の量は?
というのが、いわゆる一般的な
メーカーさんなどで建てる場合の方法だとすると、
僕の場合は、一からオリジナルの料理を作る感じです。


昔は、お父さん、お母さんはもちろん、
おじいちゃん、おばあちゃんから
いろいろなことを教わりながら、
家のことを、知っていく機会があったんですね。

おじいちゃんのお抱えの棟梁さんがいれば
その人に何でも相談できたんです。

例えば、京都の町家。

間口が狭くて奥行きがあるので
湿気が溜まりやすいはずなのに
なぜ、あれほど長持ちするのでしょうか。

お抱えの大工さんが、お正月などに一軒一軒回ってきて
家を見てくれるんですよ。

「どうですか?」と、毎年見にきては
必要ならば修理して直していく。
メンテナンスをするから長持ちするんですね。

信頼できる棟梁さんとの毎年のおつきあいだから、
どこをどう修理するかはもちろん
請求金額まで、お任せだったようです。
それだけの、信頼関係があったんですね。

大工さんは、新築の家を造りつつ、
修理やリフォームもしつつ、
年間を通して仕事があったということです。

大工の仕事があれば、左官さん、建具屋さんなど
建築に関わる、さまざまな仕事も回っていたんです。
そして、山の木々も循環します。

※「循環」については過去の記事もチェックしてみてください
http://kinoie.dosugoi.net/e433134.html


思い描いた通りの
丈夫で基礎がしっかりした家を建てて
メンテナンスしながら長持ちさせる。

そんな、棟梁と施主さんが心を合わせて造る
従来工法の日本家屋。

この機会に、ゆっくり見学に来てみてください。

4月19日(土)、20日(日)に
見学会をします。

将来、「こんな家が建てたい!」のイメージが
少し膨らむかもしれませんよ!

木の香りや、明るい光や風を
ぜひ、実際に感じてみてくださいね。

詳しくは、こちらをご覧ください。

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Posted by 大工のとと at 22:08│Comments(0)匠が物申す
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